【Event report】10月15日 Allen Hinds ギタークリニック presented by ミュージックランドKEY × AMSA Records

またまた、久々の更新で申し訳ございません。。。

10月15日におこなわれました、Allen Hinds ギタークリニック presented by ミュージックランドKEY × AMSA Recordsのイベントレポートです。

平日開催、また開始時間もおそかったにも関わらず、沢山の方にご来場いただき誠にありがとうございます。


Allen Hindsは、LAを拠点に活動し、ランディ・クロフォード、ジノ・ヴァネリ、パティー・オースティン、ロバータ・フラック、クルセイダーズ、ボビー・コールドウェル、ナタリー・コールなど多数の有名アーティスト達のツアーやレコーディングにて活躍する大御所ギタリストです。

また、筆者も卒業した、MI(Musicians Institute)の卒業生でもあり、現在は、名講師としても知られており、一躍時代の窮児となった、あのMateus AsatoがMI在学時にAllen Hindsにギターを習っていたんです。

以前、当店で行ったMateus Asatoのギタークリニックの模様はコチラ!!

https://key-shinsaibashi-rig.theblog.me/posts/2858485




セミナー当日は、Allen Hindsのサウンドを目の前で体感しようと、たくさんの参加者で会場は熱気に包まれました。

また、先着3名様限定、Allen Hindsとのセッション券はすぐにSold outとなりました!!(応募していただいた3名の方々の勇気に乾杯!!!)

セミナー内容は、他ではあまり見る事の出来ないディープな内容盛りだくさんで、Allen Hindsの大大大ファンの筆者としても非常に楽しみにしておりました!!

来場者からは、ギターのテクニック的な質問は勿論の事、どうしたらギターが楽しく弾く事ができるか?などの質問も飛び交いました。


そこで、Allen Hindsが言った言葉で非常に印象的だったのは、『楽器は誰が持ってもカッコいい物』、ギターが上達する上で、テクニックを向上させる事だけが全てでは無く、音を体で感じ、それを楽しむ事が大切だと思う。

勿論、Allen Hindsはギターのテクニックは世界トップクラス、しかしながらそのような音楽的で、Humanity溢れる考え方を併せ持った、素晴らしいミュージシャンだと言うことが再認識された瞬間でもありました。(Love&Respect!!)



さて、皆さん大注目の機材に関しては、ギターは、Xotic XSC-2 Lake Placid Blue over 3TSとFender Esquireの2本で、アンプは当店のFenderアンプ(DELUXE REVERB/HOT ROD DEVILLE)×2台を使用。

ボディーは、前のモデルと変わっていましたが(ボディーだけを変更した様です)、その他の仕様変更ななさそうで、個人的に気になっていた、ギターのピックアップは何?と尋ねたところ、“Xotic Custom”と答えてくれました。(詳細不明)

ちなみに市販品のAllen Hindsモデルには、シングルに『Raw Vintage RV50』×2、リアのハムバッカーには『Raw Vintage PAF』が標準搭載されています。


近日入荷した、XSC-2 Lake Placid Blue Heavy Aged Allen Hindsはこちら!!

https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/gd19357


今回、Allen Hindsが使用した仕様のギターが後に販売されることを期待しています!!




さて、機材の話に投入していきましょう!!!

今回のセミナー、ツアーをご覧の皆さんが気になっているであろうこのエフェクター。

これは、アンプのスピーカーアウトレベルの出力をラインアウトレベルまで落とすことができるツールで、L.A. SOUND DESIGNのDAVID PHILLIPSにるカスタムメイドされた物です。


このシステムは、Michael Landau等のペダルボードにも採用されており、個人的推測とはなりますが、今回の場合、HOT ROD DEVILLEのスピーカーアウトからこのロードボックスに入力され、『LINE OUT』『THRU』で2つの信号に分岐されます。

THRUは、HOT ROD DEVILLEのSpeaker INに戻され、LINE OUTからは、ペダルボードにセットアップされた、ディレイ(BOSS DD500)とリバーブ(DigiTech Supernatural Ambient Reverb)に入力され後、Fenderアンプ(DELUXE REVERB)に入力されます。

これは推測ではありますが、DELUXE REVERBからはWet音しかなっていなかったように思います。(アレンが、DD500とSupernatural Ambient ReverbのWetのツマミを右側に振り切っていたので)


このようなシステムを採用する事により、DRY(原音)とWET(エフェクト音)のサウンドを綺麗にアンプから出力する事を可能とします。

ちなみにアンプはどちらもクリーンにセットアップされていました。



さて、みなさんも非常に気になったいる、ペダルボードです。



メインの歪は、写真にも写るXotic Soul DrivenAC Compでした。



個人的にそれらの後に接続されている、Xotic RC BOOSTER SH(Scott Hendersonシグネチャーモデル)の存在がかなり気になってましたが、どうやらかけっぱなしで使っている様で、ギターのサウンドをより太く、ウォームにする事を可能としています。

マジックでツマミの位置がマーキングされており、普段から使う頻度が高い事が窺えます。

筆者も同じ物を所有していますが、1台持ってると非常に心強いエフェクターです!(現在は、RC Booster V2として販売されています)


それらの歪みペダルの後に接続されたボリュームペダルを使って、アタック感のないスムースなサウンド、更にはMichael Landauの様なギターシンセを使ったような広がりのあるクリーンサウンドを聴かせてくれました。



とにかく、Allen Hindsの手元でのコントロールや、ボリューム操作は繊細で、ギタリストは

見習いたいコントロールだなと思いました。(とにかくタッチが素晴らしい!!!!!)

今回のセミナーはとにかく、Allen Hindsのギターテクニック、サウンドに魅了されたクリニックとなりました。


KEY心斎橋店では、このようなよりディープなクリニックを行っていきたいと思います。


最後とはなりましたが、Allen Hinds氏、ご来場いただきました皆様、今回のセミナーの企画者である、AMSA Records後藤氏、PCI Japan 本当にありがとうございました。


それではまた!!


Rig KEY SHINSAIBASHI

ミュージックランドKEY心斎橋店にてギター関連を担当するスタッフ田中がギター、アンプ、エフェクター、さらにはサウンドシステム構築からラックエフェクターに至るまでディープに書き綴るブログ。KEY心斎橋店にて取扱している最新機材、オススメ商品なども合わせてご紹介していきます。 皆様の『Rig』が更に発展することを願って。