実は大切!!パワーアンプについて

本日のブログテーマですが、お客様からの質問も多い『パワーアンプ』について書きたいと思います。

まず、筆者が思うパワーアンプについてですが、プリアンプセクション(マルチプロセッサー)で作り上げたサウンドをいかにパワフルなサウンドに変化させ、弾き手に明確なバイト感(弾き心地)を与えることが出来るか??


また、プリアンプ+パワーアンプシステムの歴史を語る上で、決して疎かには出来ないパワーアンプ。真空管の違いによってサウンドキャラクターも変わってきます。

もしかしてここのセクションで『アンプライク』な感じが決まってしまうといっても過言ではありませんよね。


そんなすごく大切な『パワーアンプ』のオススメ商品を2機種ご紹介させて頂きます!!

どちらもユーザーの用途に応じてお選びいただける仕様を持ち合わせたパワーアンプで、FRACTAL AUDIDO、Helixなどのシステムにも導入出来ます!!


まずは。。。


【Koch ATR-4502】

45W+45W(Stereo & Mono)、最大90W(Mono Bridgeモード時)を誇る1Uサイズ、モンスターパワーアンプ!!

プリアンプ(モデリングサウンド)をそのままに活かせ、パワーアンプの音質にあまり影響を受けたくない方にオススメです!!『癖のないサウンド』と言った感じでしょうか。

ATR-4502は、ステレオアウトすることが可能、例えば、PAN Delay、STEREO EFFECT(PICH DETUNE等)掛けたときに、左右のスピーカーから異なる設定(例 L-400ms/R-800ms)をアウトプットすることができ、サウンドに広がり(ステレオ感)を持たせる事ができます。

もう、思う存分ステレオアウトしてあげて下さい!!笑

またこの設定により、皆さんが悩まれている『マルチ臭さ』みたいなものも解消されてりもします。(詳しくは店頭にて田中までお尋ねください)


さらに特徴的なのは、Koch社が開発したATR (Authentic Tube Response)を真空管の増幅素子として、プリアンプセクションとパワーアンプセクションの両方に配備。


●ATRテクノロジーとは?(メーカーサイトより)

http://www.okada-web.com/newlist/maker/koch/product/amplifer/ATRtech/atrtechnology.html


このテクノロジーは、同社、Jupiter、Startrooperなどにも搭載されておりまして、Kochアンプはすごくパワーアンプが良い!!と印象を受けていましたが、そのあたりも高く評価されパワーアンプとして製品化されたのではないでしょうか。

真空管アンプの持つ“ナチュラル”なサウンドを楽しんで頂けると同時に、真空管交換の必要性も比較的少なく、維持費用をある程度安くで済ませることができます。


続きまして。。。


【FRYETTE PS-2 POWER STATION】

King of Power Ampの称号を持つ『VHT』

音楽の本場、LAで数々のトップクラスのサウンドを作り上げてきた、VHT創設者Steven Fryette氏の存在は、80年代のラック全盛期を語る上で外すことは出来ません。


そのVHTパワーアンプと言えば2502(EL34)、2562(6L6)、2902(KT88)、4Uサイズでは2100(EL34×8)、2150(6550/KT88)等々、、様々な種類のパワーアンプ(チューブ)によって音質を変化させ、好みのサウンドを作り上げることを可能としています。

ワット数もモデルによって異なりますが、2150(6550/KT88)は最大150W出力を誇ります。


そのパワーアンプの老舗、Steven Fryetteが作るパワーアンプ。

この『PS-2』は、前モデル『PS-1』が、様々なシーンでチューブの魅力を堪能できるレコーディング機能を大幅に強化、機能性の面でも進化しました!


PS-2は、50w出力、6L6 ×2仕様で、同社 2562、通称black beauty(6L6)に似たサウンド特性を持っており、音圧、音ヌケも抜群!!個人的にも2562を所持していますが(増崎さんへの憧れ)、非常に近いと思わせた本格派パワーアンプ!!

ステレオアウトする事は出来ませんが(ステレオアウト仕様の方は、PS2×2台で使われたりもします!!)、通常の『Power Amp Mode』以外に、真空管をドライブさせたチューブアンプのトーンはそのままに、PS-2のリアクティブロード&パワーアンプにより、 音量だけを自在にコントロールすることができる『Reactive Load Mode』、パワーアンプ・セクションの前段に『Effect Loop』を装備しており、エフェクトループのないアンプとエフェクターとのマッチングを更に飛躍させることが出来ます。


詳しくは下記、特集ページよりご確認ください!!

http://www.musicland.co.jp/content/fryette-power-station/


このページに登場されている、当店オリジナル企画『James Tyler』セミナー等でお世話になっております、阿部学さんは、現在、Line6 HelixとPS-1(旧モデル)をメインシステムでお使いになられています。


その阿部学さんによる『PS-2』をフューチャーした動画が近日公開されました!!


FRYETTE PS-2 POWER STATION × Line 6 Helix


FRYETTE PS-2 POWER STATION × Compact Effector


PS1,PS-2共にVHTサウンドを継承した素晴らしいパワーアンプです!!


皆さんお楽しみ頂けましたでしょうか??

今回のブログに記載したパワーアンプは、実際店頭でもお試しいただけます!!

是非ご来店お待ちしております!!


●Koch ATR-4502

http://www.musicland.co.jp/shop/itemdetail/store/99502/104953/


●FRYETTE PS-2 POEWRSTATION

http://www.musicland.co.jp/shop/itemdetail/store/129745/138211/



 

Rig KEY SHINSAIBASHI

ミュージックランドKEY心斎橋店にてギター関連を担当するスタッフ田中がギター、アンプ、エフェクター、さらにはサウンドシステム構築からラックエフェクターに至るまでディープに書き綴るブログ。KEY心斎橋店にて取扱している最新機材、オススメ商品なども合わせてご紹介していきます。 皆様の『Rig』が更に発展することを願って。