Fractal audio FX8を使用したシステムボードを製作しました!!
今回、お客様に製作したシステムボードは、Fractal Audio FX8を使用したシステムボードです。
様々なエフェクターがシステムボード上に並んでいますが、メインのシステムとして大活躍しているのが、FX8です。
FX8については、以前ブログでもご紹介致しました。
https://key-shinsaibashi-rig.theblog.me/posts/1547181
同社、Axe-Fx Ⅱ XL+、AX8との違いは、FX8はその中から空間系エフェクトに特化しているというのが大きな特徴で、アンプ(今回はループのON/OFF)のチャンネル切り替えが可能なコントロールアウトも備わっています。
Fractal Audio社の空間系は、非常に素晴らしく、80年代に流行した、大型ラックシステムのようなサウンドクオリティーを持っていると個人的には考えており、今回、お客様からご相談を受けた際も『そのサウンドを求めるならFX8ですよ』とお勧めさせて頂きました。
以前より、アンプ+ラック型空間系マルチ+ミキサーというシステムをご使用でしたので、是非、試してみてはと提案させて頂きました。
組み込み前にまずは、システムボードに仮置きレイアウトを行います。
置き場所が決まったら、マスキングテープを使ってレイアウト分かりやすくしていきます。
この一手間により、作業中にミスも減らせ、効率よく作業が進められます(*^^*)
シグナルチェーンですが、まずFree The Tone JB41S(シグナルジャンクションBOX)を経由し、VOX WAH⇒DIGITECH Whammy入力された信号は、Free The Tone LB2(ループボックス)に入り、2つのエフェクトループが存在し、各ループには、ROCKETT PEDAL ARCHER(L1) Friedman BE OD(L2)が接続されており、こちらのコントロールは、FX8側で行います。そして、LB2からFX8のPRE IN1に接続します。
FX8のPRE OUT1からは、お客様がこよなく愛用されているBOSS DD20に入り、ジャンクションボックス経由で、アンプのインプットに入力されます。
この接続方法により、DD20の前にFX8内でエフェクター(プリ)を追加する事を可能としています。
例えば、オーバードライブを立ち上げても、常に歪の後にディレイ(DD20)がくるわけです。
そして、POST IN、OUTはそれぞれアンプのセンド/リターンに接続にされています。
アンプ歪ませる時は空間系はセンド/リターンへ接続が理想なので、この接続方法を採用致しましたが、さすがFX8!!空間系処理能力は非常に素晴らしく、原音(DRY)と空間系(WET)を綺麗にミックスする事が可能、ホワイトノイズも少なくストレス無く接続可能です。
お客様はMIDI対応のアンプをお持ちなので、FX8のMIDI OUTからアンプのチャンネル切り替えを行います。
これらの設定ですが、簡単に行なえ、ワンアクションで、複数の切り替えが出来るので、ストレスを感じること無く演奏に集中できますよね。
こちらがその設定画面です。このように一つの画面上の設定で、エフェクトレイアウト、チャンネルコントロール(RELAY1/2)、MIDIの設定がシーン毎に行えるのも非常に便利です。(写真はお客様のFX8の設定ではありません、念のため、、、)
2つ置かれたエクスプレッションペダルは、POSTボリューム(BOSS FV500L)、もう一つ(Ernie Ball #6180)は、各エフェクターのアサインに使用しています。
今回は、ペダルを踏み込むと、ディレイのフィードバック量が増えていくという設定を行いました。
皆さん如何でしたでしょうか。
様々なサウンドメイキング、コントロールを可能としているFX8をこの機会にご検討下さいませ!!
でわー\(^o^)/
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